岩手大学工学部材料物性工学科のグループが東北大学のグループなどと共同で提案した課題が、文部科学省が新たに開始した「元素戦略プロジェクト」に採択されました。(応募53件中採択7件)
採択されたのは「サブナノ格子物質中における水素が誘起する新機能」という課題で、岩手大学が担当するのは、材料物性工学科が開発したナノコンポジット薄膜と、水素の輸送に関して得られた新たな知見を応用し、民間企業と共同で光の透過率が大きく変化する窓材料を開発するというものです。この窓材料は住宅・オフィス・自動車などで利用されるようになれば、冷暖房で消費されるエネルギーを大幅に削減することができると期待されています。
文部科学省「元素戦略プロジェクト」及び経済産業省「希少金属代替材料開発プロジェクト」研究開発課題の採択について-文部科学省
「元素戦略プロジェクト」採択課題一覧