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最終更新日: 2013年12月20日

受験生の皆さんへ

マテリアル工学科とは?

分子線エピタキシャル結晶成長装置
分子線エピタキシャル結晶成長装置

 マテリアル、材料といっても食材ではありません。しかし、よい料理にはよい食材が必要であるのと同じに、科学技術の進歩にはよい材料(マテリアル)が必要です。たとえば、最近のIT(情報技術)革命もコンピュータを構成する半導体によって支えられています。また、私たちの日常目にするさまざまな電子機器や機械は、機能や構造を支える材料という根から発生した枝葉にすぎません。新しい材料が開発されれば、石器時代から鉄器時代と経て今日の半導体時代に至ったように新たな文明が開かれるでしょう。

 材料の研究はもう十分行なわれたでしょうか?そんなことはありません。未知の材料はまだまだあるに違いありません。これまで発見された新材料の中には偶然見つかったものもありますが、多くは、地道な研究の中から砂の中の砂金のようにきらめいた姿を見せてくれます。私たちマテリアル工学科は材料の可能性を引き出すために、最新鋭の測定装置やスーパーコンピュータ等を駆使して、素材の性質を極め、精製、加工法の研究を行なっています。

 さて、20世紀は科学の世紀と呼ばれましたが、21世紀は科学と人間の調和の世紀と考えられています。これからは環境に優しい資源を大切にするモノづくりが望まれています。単に高機能であれば何を使ってもよい、何を作ってもよいという時代は終わりました。モノづくりも根(材料)から見直す時代に入ります。環境や人間に配慮した素材を発見することが私たちマテリアル工学科の使命です。

 皆さんもマテリアル工学科で私たちと共に未知の材料を探求してみませんか!

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