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2016年春、岩手大学に「理工学部 物理・材料理工学科」を設置することを、皆さんご存じですか？

　現代社会が直面する諸問題は複雑化しており、自分の頭で深く考えて対応できる力を持つ理工系人材の育成が必要です。そのためには工学と理学の素養をしっかり身につけてもらうことが大切と考えます。新学科では、環境やエネルギー問題などの諸課題に果敢に取り組み、日本の産業を支える「ものづくり」を担い、次世代産業へのイノベーションの創出に貢献できる、「数理科学」「物理科学」「物質科学」「材料工学」の基礎力と専門的知識、それらを駆使して具体的な課題に対応できる統合力や、さまざまな課題へ取り組める展開力を兼ね備えた理工学の学士力を持つ人材を育てます。科学技術の最近の話題に、日本人研究者が発明した青色発光ダイオード（LED）のノーベル物理学賞受賞があります。室内照明、信号機、ス マホのバックライトなど、身の周りに溢れる青色LEDは、物理と材料が社会を大きく変えた一つの例です。「数理・物理コース」と「マテリアルコース」が連携した新学科で、数理・物理科学と材料工学などについて幅広く学び、一緒に未来を創りましょう。

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