教授 中村 満
准教授 水本 将之
異なる性質の材料の長所を組み合わせることによって,より優れた材料を創り出す複合化技術は,材料の高機能化を図るために必要不可欠な技術です.
我々の研究グループでは,接合,鋳造および粉末冶金等の素形材加工技術を駆使して,従来技術では接合が困難とされた組合せの材料を接合する技術や,金属とセラミックス材料を組み合わせた複合材料の製造技術に関する研究を行っています.また,AlやMgなどの軽合金をベースとした新合金の開発も行っています.
主な研究テーマ
●異種材料を固相接合する際のインサート材に用いる活性金属を新たに開発することにより,優れた特性を持つ接合界面を迅速に得るための技術の開発
●固相接合技術である摩擦圧接法(FW)や摩擦撹拌接合法(FSW)を用いた,従来の溶接技術では接合が困難な材料を接合する技術の開発
●粉末冶金法を用いたAlおよびMg合金をベースとした新合金および金属基複合材料の開発とその特性の評価
●金属ナノ粒子を応用した異種材料の低温接合技術および金属基複合材料の新しい製造技術の開発
●Al合金およびMg合金の組織制御による高強度化とそれら高強度合金の加工技術の研究
摩擦圧接装置(FW)