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最終更新日: 2013年7月9日

山口(勉)・関本研究室 〔研究室紹介 材料学グループ〕

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素材プロセッシングとリサイクリング技術の開発

教授 山口 勉功
教授 山口 勉功
助教 関本 英弘
助教 関本 英弘

 わたしたちの生活は、多種多様な金属材料によって支えられています。これらの材料は、鉱山から鉱石を採鉱し、製錬され金属として供給されています。しかし、近年、鉱山資源の品位の低下や枯渇、政治的情勢などにより、金属の供給が逼迫し、従来のやり方では、"もの"を作る素材となる金属を調達することが困難になりつつあります。

 このような背景のもと、本研究グループでは、化学熱力学・電気化学を基盤とし、新しい金属製錬プロセスの開発や金属リサイクル、廃棄物処理の開発などの研究を行い、サスティナブル(持続可能)な社会の実現に貢献しています。

 また、新規なプロセスの可能性を検討するための基礎となる熱力学データの収集も行っております。特に、物質の高温比熱を決定する熱量測定の技術や成果は信頼度も高く、国内外の教科書にも取り上げられています。

 基礎から応用に至る本グループの研究は注目度も高く、国内の金属製錬企業や各種研究機関との共同研究も盛んです。

 代表的な研究テーマ
  • 自動車用排気ガス浄化触媒からの白金族金属回収法の開発
  • 希土類金属のリサイクルプロセスの開発
  • 軽金属(マグネシウム、チタン)の新製錬法の開発
Al-Cu系共晶合金のθ相に捕捉された水素(Bright spots)
TiCl3を溶解したNaCl-KCl等モル溶融塩。これを電解すれば、チタンが析出する。
高温落下型熱量計(1600℃対応)
チタン製スプーン。チタンは、表面の酸化被膜の厚さによって、様々な色を呈する。
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